色相順11

sabiasagi

さびあさぎ(錆浅葱)JIS

錆色がかった、くすんだ渋味のある浅葱色。灰みの緑青色。江戸時代。基調である浅葱色が江戸中期に流行ったころ、同じようにこの色も流行ったと思われる。
■WEBカラー:#608A8E■RGB:R/96G/138B/142


onandotya

おなんどちゃ(御納戸茶)

納戸色の茶色味がかった色。暗い灰みの青緑。江戸時代。江戸時代から現われてきた何々茶には、番茶の色が由来の赤茶、煎茶の黄茶、抹茶の青茶の三種類に大別される。御納戸茶は青茶に入る。≪小納戸茶とも≫
■WEBカラー:#3D6569■RGB:R/61G/101B/105


kourainando

こうらいなんど(高麗納戸)

四世松本幸四郎が寛政年間に歌舞伎「鈴ケ森」で播随院長兵衛の合羽に用いた色。青みの暗い灰青緑。江戸時代。これが評判になり高麗納戸と呼ばれるようになった。高麗は、幸四郎の屋号の「高麗屋」から付いた名前。
■WEBカラー:#264E52■RGB:R/38G/78B/82


mizuasagi

みずあさぎ(水浅葱)JIS

水色よりやや濃く浅葱色より薄い色。江戸時代。水浅葱色は江戸時代には浅葱色ほど流行らなかったようだ。染色には臭木の実を使用していた。
■WEBカラー:#6D969C■RGB:R/109G/150B/156


hisoku

ひそく(秘色) かさね

もともと中国の青磁器の色をいった。ごくうすい緑みの青。平安時代。染色では瑠璃色のことをいったらしい。この色名は唐の時代、天子への供進の物として庶民の私用を禁止したところから付いたともいわれている。
■WEBカラー:#BCD8DD■RGB:R/188G/216B/221


shinbashiiro

しんばしいろ(新橋色)JIS

東京の新橋で流行ったことから付いた名。明るい緑みの青。明治時代。明治末頃、当時の花柳界では新興であった東京・新橋の芸者の間でハイカラな色として好まれたという。《金春色とも》
■WEBカラー:#53A8B7■RGB:R/83G/168B/183


asagiiro

あさぎいろ(浅葱色)JIS

若いネギの色の意。あざやかな緑みの青。平安時代。藍染で薄く染めた色。実際のネギの色と比べて青みが強い。平安文学にしばしば登場する。江戸・元禄時代の頃にも流行したらしい。
■WEBカラー:#00859B■RGB:R/0G/133B/155


byakugun

びゃくぐん(白群)JIS

岩絵の具の群青のうち、粒子の最も細かいもので、白みを帯びた群青色。やわらかい緑みの青。現代。岩絵の具は粒子の多きさにより変化し、細かくなる程色が薄くなる。白群は群青の中でいちばん薄く白っぽい。
■WEBカラー:#73B3C1■RGB:R/115G/179B/193


nandoiro

なんどいろ(納戸色)JIS

江戸時代に流行った藍染のうち代表的な色のひとつ。にぶい緑みの青。江戸時代。納戸とは屋内にある物置部屋のこと。名前の由来は諸説ありはっきりしないが、江戸時代の間、何度かこの色が流行した。
■WEBカラー:#00687C■RGB:R/0G/104B/124


sabionanndo

さびおなんど(錆御納戸)

灰みの納戸色。緑みの鈍い青。江戸時代。渋い納戸色をさらに渋くした色であり、一見地味な色だが、「粋」を好む江戸人にたいへん好まれ、ポピュラーな色であった。江戸時代には「錆」の付く色名がいくつも生まれた。
■WEBカラー:#4E6F7B■RGB:R/78G/111B/123


kamenozoki

かめのぞき(瓶覗)JIS

藍染の中で一番薄い色。やわらかい緑みの青。江戸時代。藍染は薄い色ではやや緑みとなる。藍染の染液をためておく「藍瓶」にちょっとだけ浸けて染めたという意味から付いた名前。《甕覗、覗色とも》
■WEBカラー:#7EB1C1■RGB:R/126G/177B/193


mizuiro

みずいろ(水色)JIS かさね

水のように薄青く澄んだ色。うすい緑みの青。平安時代。平安文学にもよく登場し、或いは江戸文学にも見られる。水色は江戸時代を通じて、空色、浅葱色などと共に夏のきものの色として愛用された。
■WEBカラー:#9DCCE0■RGB:R/157G/204B/224


hanaasagi

はなあさぎ(花浅葱)

花色と浅葱色の中間の色。つよい緑みの青。平安時代。古くはツユクサで染めた色を花染といい、この色もツユクサで染めた浅葱色と考えるほうが妥当かもしれない。江戸時代になるともっと青みが強くなる。
■WEBカラー:#19738D■RGB:R/25G/115B/141


chigusairo

ちぐさいろ(千草色)

千草の花のような色。あざやかな青。江戸時代。千草とは「つきぐさ」の転訛した名前で、「つきぐさ」とは現在のツユクサのこと。この色は丁稚の股引など庶民の日常着に広く愛用された。
■WEBカラー:#318BAF■RGB:R/49G/139B/175


ainezu

あいねず(藍鼠)JIS

藍色味を帯びた鼠色。「あいねずみ」ともいう。江戸時代。何々鼠と称する鼠色が次々とでてきた江戸中期以降にあらわれた色。藍染で薄浅葱に下染めした後、櫟などの鉄媒染で染め重ねた。
■WEBカラー:#576D79■RGB:R/87G/109B/121


kachigaeshi

かちがえし(褐返し)

全体を深い藍で染めた色。ごく暗い青。平安時代。あるいは、別の色に一度染めた上から、更に藍を一面に染め重ねた色をいう。
■WEBカラー:#1C3743■RGB:R/28G/55B/67


masuhanairo

ますはないろ(舛花色)

五世市川団十郎(俳名:白猿)(1741〜1806)から出た色。灰みの青。江戸時代。市川家の家紋「三舛」からきた色名で、花色は花田色(縹色)を指す。当時流行していた浅葱色を少し濃くした色。
■WEBカラー:#577B8F■RGB:R/87G/123B/143


sorairo

そらいろ(空色)JIS

晴れわたった大空の色。明るい青。平安時代。古くは源氏物語に見えているが、特に江戸時代になってから染色見本に多く記されている。鼠や茶のような地味な色のなかで明るい華やかな色が好かれたのかもしれない。
■WEBカラー:#89BDDE■RGB:R/137G/189B/222


usuai

うすあい(薄藍)

藍色の薄い色。灰みの青。明治時代。藍染の薄い色は古来より様々な色名が残されているが、色名として理解されやすいからか、近年の文学にはしばしば用いられている。
■WEBカラー:#86A0B1■RGB:R/134G/160B/177


usuhanada

うすはなだ(薄縹)

薄い縹色。明るい灰みの青。桃山時代。縹色は古代の藍染の標準色の名前で、深縹、浅縹など様々な縹色が生まれている。これもそのひとつ。藍色と呼ぶようになったのは江戸時代以降のことである。≪薄花田とも≫
■WEBカラー:#95ACBF■RGB:R/149G/172B/191



色相順11