色相順03

bengarairo

べんがらいろ(弁柄色)JIS

第二酸化鉄を主成分とする赤色の顔料「紅殻(べにがら)」の色。濃い赤みの褐色。江戸時代。ベンガラはインドのベンガル地方で産出したことからこの名がある。型染めや柿色の染色にも利用された。《紅殻色とも》
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utsubushiiro

うつぶしいろ(空五倍子色)

五倍子(フシ)で染めた色。灰みの暗い黄赤。室町時代。五倍子とはヌルデ(白膠木)の枝にヌルデノミミフシアブラムシが寄生してできる虫コブで、五倍子そのものは平安時代から染めに利用しており、主に紫鼠系の色を染めていた。
■WEBカラー:#644C4E■RGB:R/100G/76B/78


ebitya

えびちゃ(海老茶)JIS

伊勢えびの殻の色からきた名前。暗い黄みの赤。明治時代。この色の袴が明治中頃から大正にかけて女学生の間でに大流行し、当時の女学生のことを海老茶式部などと呼んでいた。
■WEBカラー:#693C34■RGB:R/105G/60B/52


araisyu

あらいしゅ(洗朱)

洗い晒したような薄い朱色。くすんだ黄赤。江戸時代。色名としては江戸時代初期にはすでに見られるが、染色名としては近年になってからと思われる。特に明治時代以降、日本的な古風な色として流行した。
■WEBカラー:#D07862■RGB:R/208G/120B/98


terigaki

てりがき(照柿)

熟した柿の実のような色。黄みのふかい赤。江戸時代。熟した柿が日に照らされて輝く色。この色を染めるために用いた染材料は梅であった。
■WEBカラー:#D3614C■RGB:R/211G/97B/76


akatya

あかちゃ(赤茶)JIS

赤みを帯びた茶色のこと。江戸時代。赤茶色は色名としてのみでなく、動詞として「赤茶けた」などと変化をあらわす動詞としても広く使われる。
■WEBカラー:#AD4E39■RGB:R/173G/78B/57


akasabiiro

あかさびいろ(赤錆色)JIS

鉄の錆びた時のような赤茶色。暗い黄赤。現代。鉄の表面にひどい錆が生じると赤茶色になる。そんな色を指していったもの。
■WEBカラー:#8D3927■RGB:R/141G/57B/39


akebonoiro

あけぼのいろ(曙色)

明け方の東の空のような色。やわらかい黄赤。明治時代。曙とは明け方の空の色のことではあるが、江戸時代前期に流行した着物の裾をこの色で暈して染める「曙染」が由来ではないか。≪東雲色(しののめいろ)とも≫
■WEBカラー:#FF9C77■RGB:R/255G/156B/119


ikkonzome

いっこんぞめ(一斤染)

紅花一斤(約600g)で絹一疋(二反)を染めた紅染の淡い色。やわらかい赤。平安時代。平安時代では紅の濃染は高価なため禁じられていた。その紅で染めることのできる上限がこの一斤染だった。
■WEBカラー:#F5A489■RGB:R/245G/164B/137


akakikou

あかきこう(赤香)

赤みがかった香色。やわらかい黄赤。平安時代。香色を染めた上に蘇芳で染め重ねたもの、或いは、高価な香木の代用として紅花と支子で薄く染めたもの。
■WEBカラー:#E9A994■RGB:R/233G/169B/148


ouni

おうに(黄丹)JIS

梔子で染めた上に紅花で染め重ねた色。冴えた赤橙色。奈良時代。おうたんとも読む。梔子と紅花で染めた色であるが、顔料の黄丹(鉛丹)に似ていた所から付いた名前。令義解の衣服令では白(天子の色)に次ぐ皇太子の色。禁色であった。
■WEBカラー:#EB6940■RGB:R/235G/105B/64


kakiiro

かきいろ(柿色)JIS

柿の実のような色。つよい黄赤。明治以降。江戸時代から呼ばれている柿色は、団十郎茶とも呼ばれて柿渋または弁柄で染めたもので、この色より茶色がかった色であった。
■WEBカラー:#DB5C35■RGB:R/219G/92B/53


niiro

にいろ(丹色)

丹とは赤い土の意で、赤土から採った顔料の色。つよい黄赤。飛鳥以前。本来は顔料や塗料として用いるが、豆汁でといて染色に使用することもある。
■WEBカラー:#CF6442■RGB:R/207G/100B/66


nikkeiiro

にっけいいろ(肉桂色)JIS

乾燥させた肉桂(ニッケイ)の樹皮のような色。くすんだ黄赤。現代。ニッケイは古くから香料として中国から輸入され、江戸時代には栽培が始まった。色名としては最近になって使われるようになった。
■WEBカラー:#B5725C■RGB:R/181G/114B/92


soo

そお(赭)

色の赤い土。また、その色のこと。くすんだ黄赤。奈良以前。上代には顔料にしたり、化粧料にしたりしていた。
■WEBカラー:#AA654D■RGB:R/170G/101B/77


soudenkaratya

そうでんからちゃ(宗伝唐茶)

唐茶の少し黒みを帯びた色。赤みの暗い黄茶色。江戸時代。江戸時代初期の京の染師・鶴屋宗伝が染め始めたことから付けられた色名。江戸時代を通じて愛用された。≪宗伝茶とも≫
■WEBカラー:#9F6855■RGB:R/159G/104B/85


kabairo

かばいろ(樺色)JIS

ガマ(蒲)の穂に似た色。赤みのふかい黄赤。江戸時代。蒲は古くは「かば」と呼んだ。樺は蒲の当て字だが、昔から樺の字を使うことが多い。梅と刈安などで染める。《樺、真樺、蒲色とも》
■WEBカラー:#B64826■RGB:R/182G/72B/38


kakitya

かきちゃ(柿茶)

茶色を帯びた柿色。くすんだ黄赤。現代。この辺の色合いは昔から様々に染められて来ており、なかなか色名の判断がつきにくい。むずかしい色域である。
■WEBカラー:#A55439■RGB:R/165G/84B/57


rengairo

れんがいろ(煉瓦色)JIS

赤れんがのような色。暗い黄赤。現代。酸化鉄を焼いてつくる赤れんがは日本では明治時代から建築などに使われるようになった。
■WEBカラー:#914C35■RGB:R/145G/76B/53


kuriume

くりうめ(栗梅)

栗の実のように濃い茶色。暗い黄赤。江戸時代。梅で染めた栗色という意味であるという。江戸時代初期の染法には豆汁と梅皮で染めることが記されている。
■WEBカラー:#88503E■RGB:R/136G/80B/62



色相順03