色相順01

tokiiro

ときいろ(鴇色)JIS

トキの風切羽や尾羽のような色。明るい紫味の赤。江戸時代。本来は紅花で薄い色に染めた。明治の始めまでは全国に生息して、美しい飛ぶ姿が各地で見られた。《鴇羽色、朱鷺色、時色とも》
■WEBカラー:#FA9CB8■RGB:R/250G/156B/184


hanezu

はねず(朱華)

紅花染めの薄い赤。薄くやわらかい赤。奈良時代。天武天皇14年(687)に「秋七月‥‥浄位より已上は、並に朱華を着る‥‥」とあり、僅か3年だけ紫色の上に朱華の服を着ていた。唐棣はニワウメの古名。≪唐棣色(はねずいろ)とも≫
■WEBカラー:#EBA0A2■RGB:R/235G/160B/162


tsutsujiiro

つつじいろ(躑躅色)JIS

赤いツツジの花のような色。あざやかな紫味の赤。現代。北半球の温帯に広く分布するツツジは種類が非常に多く、色も赤、白、ピンクなどがある。そのうちの赤系の花の色。
■WEBカラー:#CF4078■RGB:R/207G/64B/120


usuiro

うすいろ(薄色)

紅花で染めた極薄い色。うすい紫みの赤。平安時代。通常、薄色といえば薄い紫色をさすがこの色も薄色と呼ぶ。紅花は薄いピンクから濃い紅色を染める染め材料として古くから使われてきた。ただ高価な染材であった。
■WEBカラー:#FFD3E1■RGB:R/255G/211B/225


umenezu

うめねず(梅鼠)

紅梅の花に似た赤みがかったうすい鼠色。灰みの紫みを帯びた赤。明治時代。梅を染め材料に使い、鉄媒染でこの色が染められる。同じく梅を染材料にする梅染(うめぞめ)が室町時代からあるが、こちらは赤みの薄い茶色である。
■WEBカラー:#A4888F■RGB:R/164G/136B/143


kokiiro

こきいろ(濃色) かさね

濃い紫色。暗い灰みの紫みを帯びた赤。平安時代。推古11年の「冠位十二階」の制色で最高位の色。以来日本では高貴の色とされてきた。通常、濃色といえば濃い紫のこの色のことをいうが、紅色の濃色をいうこともある。≪濃(こき)・濃紫とも≫
■WEBカラー:#654D53■RGB:R/101G/77B/83


sakurairo

さくらいろ(桜色)JIS

桜の花に似た色。わずかに紫みのごく薄い紅色。江戸時代。紅染の最も薄い色にあたる。平安装束に「桜」がでてくるが、重ねの色であり単一の染色ではない。お酒を飲んでほんのり桜色なんていう使い方も。
■WEBカラー:#FBDADE■RGB:R/251G/218B/222


imayouiro

いまよういろ(今様色) かさね

紅花の紅色素で染めた紅梅色の濃い色。つよい紫味の赤。平安時代。今様色とは今(当世)流行の色という意味であり、「今」とは平安時代のこと。かさねの色目にもみられ、源氏物語にもたびたび登場する。
■WEBカラー:#BF526B■RGB:R/191G/82B/107


ichigoiro

いちごいろ(苺色)

苺の実のような色。つよい紫味の赤。現代。いちごが日本に伝わってきたのは江戸時代で、オランダから渡ってきたのでオランダイチゴとも言われていた。
■WEBカラー:#A23A54■RGB:R/162G/58B/84


ebiiro

えびいろ(海老色)

伊勢えびの甲羅のような色。暗い紫みの赤。江戸時代。伊勢えびが赤いのは茹でた色で、生きている時の色はこんな色である。エビカズラ(葡萄葛)の実のような色である「えびぞめ(葡萄染)」とはまた別。
■WEBカラー:#6D3843■RGB:R/109G/56B/67


barairo

ばらいろ(薔薇色)JIS

赤いバラ(薔薇)の花の色。鮮やかな赤。明治時代。花の名としては古今集に薔薇(そうび)はでてくるが、色名としのて薔薇色(ばらいろ)は西洋バラのことで明治以降になってからでてきた。
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karakurenaiiro

からくれないいろ(韓紅色)JIS

紅花の紅色素だけで染めた濃い紅赤。あざやかな赤。平安時代。古く日本では染料の事を藍と呼んだ。紅花は「呉」の国から伝わった藍で「くれのあい」。韓(から)は赤(あから)の略で、濃い鮮明な紅色のこと。《唐紅とも》
■WEBカラー:#E64B6B■RGB:R/230G/75B/107


sangoiro

さんごいろ(珊瑚色)JIS

赤珊瑚のなかの中間的な色。明るくはなやかな赤橙。明治時代。珊瑚には白、桃色、赤とある。赤珊瑚は古くから装飾品などに加工したり、顔料としても使った。また珊瑚は仏教の七宝の一つでもある。染色名としてはあらわれるのは明治以降。
■WEBカラー:#FF7F8F■RGB:R/255G/127B/143


koubaiiro

こうばいいろ(紅梅色)JIS かさね

紅梅の花のような色。やわらかい赤。平安時代。かすかに紫味を含む薄い紅の色で古来より紅花のみで染めた。冬(11月)から春(2月)の色として愛好され、平安文学にもよく登場する。かさねの色目でもある。
■WEBカラー:#DF828A■RGB:R/223G/130B/138


momoiro

ももいろ(桃色)JIS

桃の花のような色。やわらかい赤。江戸時代。桃色の色名で呼ぶようになったのは江戸時代からだが、飛鳥・奈良時代に麻布などを紅花で染めると桃色に染まったのが由来で、当時は「つきそめ」と呼んでいた。《桃染、桃花褐、桃花色とも》
■WEBカラー:#E38089■RGB:R/227G/128B/137


shinku

しんく(真紅)

紅の濃い色。濃い赤。江戸時代。茜や蘇芳の色ではなく「正真の紅の色」という意味である。韓紅色と違って真紅の方が黄みがやや強い。≪深紅とも≫
■WEBカラー:#A2143C■RGB:R/162G/20B/60


tyousyuniro

ちょうしゅんいろ(長春色)

紫みを含んだにぶい赤。紫みのにぶい赤。明治時代。中国原産の長春花という名のバラからきた色名である。この花は四季咲きで、長春とは「四季花のあること」という意味もある。大正時代に着物の色に流行した。
■WEBカラー:#BC6A71■RGB:R/188G/106B/113


sakuranezumi

さくらねずみ(桜鼠)

桜色の鼠がかった色。薄い赤みの鼠色。江戸時代。「何々鼠」という色名は江戸時代になって現われてくるが、桜鼠は少し遅く、江戸時代後期になってから現われたようである。
■WEBカラー:#B09697■RGB:R/176G/150B/151


beniiro

べにいろ(紅色)JIS かさね

紅花の花から製した「花餅」で染めた色の標準色。あざやかな赤。江戸時代。べにいろの名は江戸時代からで、それ以前は「くれない」とよんだ。古代日本では染料のことを藍とよんでいた。「くれない」は呉(くれ)の国からきた藍という意味。《紅、中紅とも》
■WEBカラー:#BE003F■RGB:R/190G/0B/63


usukurenai

うすくれない(薄紅) かさね

薄い紅色。やわらかい赤。平安時代。紅花で染めた紅のうすい色で黄みがかったやわらかい赤である。「くれない」とは「紅(べに)」の古名で、江戸時代までは「くれない」とよんだ。≪淡紅とも≫
■WEBカラー:#E87E81■RGB:R/232G/126B/129



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