五十音順14

beniiro

べにいろ(紅色)JIS かさね

紅花の花から製した「花餅」で染めた色の標準色。あざやかな赤。江戸時代。べにいろの名は江戸時代からで、それ以前は「くれない」とよんだ。古代日本では染料のことを藍とよんでいた。「くれない」は呉(くれ)の国からきた藍という意味。《紅、中紅とも》
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beniukon

べにうこん(紅鬱金)

鬱金と紅花で染めた黄みの橙色。深い黄赤。江戸時代。本来は鬱金の根で下染めした上から紅花で染め重ねたものであるが、紅花の代わりに蘇芳や茜草なども用たようである。江戸時代には紅鬱金のように紅のつく色名も多い。
■WEBカラー:#F19548■RGB:R/241G/149B/72


beniebitya

べにえびちゃ(紅海老茶)JIS

紅色がかった海老茶。暗い黄みの赤。明治時代。時代ははっきりしないが、海老茶色の後に登場してきた色と思われる。海老茶の海老とは伊勢えびのこと。
■WEBカラー:#6D3A33■RGB:R/109G/58B/51


benikabairo

べにかばいろ(紅樺色)JIS

紅色がかった樺色で褐色味の赤橙色。暗い黄みの赤。江戸時代。江戸前期の染見本には紅樺色がみえるが、江戸中期になると変わって紅樺茶がでてくる。しかし色味はほぼ同じようだ。紅蒲系統の色はこの時代は好まれた色であった。
■WEBカラー:#9E413F■RGB:R/158G/65B/63


benikesizumi

べにけしねずみ(紅消鼠)

紅色がかった鼠色。暗い灰みの赤紫。江戸時代。色名に紅の字はあるが、染色に紅を使っていた訳ではなさそうである。この色も江戸時代後期から使われている。≪紅納戸とも≫
■WEBカラー:#4E4546■RGB:R/78G/69B/70


benihi

べにひ(紅緋)JIS

紅染の上に黄蘗、鬱金などの黄色染料で染めた色。あざやかな黄みの赤。江戸時代。紅色も緋色もともに古くから赤色の代表的な色名であり、紅緋は赤のなかの赤と言う意味。ただ、この色名が登場するのは比較的新しい。
■WEBカラー:#EF4644■RGB:R/239G/70B/68


benifuji

べにふじ(紅藤)

紅色がかった藤色。赤みのうすい紫。江戸時代。この色は薄い藍染の上に紅花または蘇芳で染め重ねたもので、この色は江戸時代後期、特に人気が高かったようである。
■WEBカラー:#BD8CBC■RGB:R/189G/140B/188


bengarairo

べんがらいろ(弁柄色)JIS

第二酸化鉄を主成分とする赤色の顔料「紅殻(べにがら)」の色。濃い赤みの褐色。江戸時代。ベンガラはインドのベンガル地方で産出したことからこの名がある。型染めや柿色の染色にも利用された。《紅殻色とも》
■WEBカラー:#863E33■RGB:R/134G/62B/51


botaniro

ぼたんいろ(牡丹色)JIS

牡丹の花のような色。あざやかな赤紫。明治時代。牡丹は古くに中国から渡来し、そのはなやかな色と形から観賞用として愛された。平安装束の重色目にもあるが単体の染色として見られるのは最近。
■WEBカラー:#C94093■RGB:R/201G/64B/147


masuhanairo

ますはないろ(舛花色)

五世市川団十郎(俳名:白猿)(1741〜1806)から出た色。灰みの青。江戸時代。市川家の家紋「三舛」からきた色名で、花色は花田色(縹色)を指す。当時流行していた浅葱色を少し濃くした色。
■WEBカラー:#577B8F■RGB:R/87G/123B/143


masoo

まそお(真赭)

赭・朱(そお)に対して、天然の朱、辰砂(しんさ)の色のことをいった。くすんだ黄みの赤。奈良時代。鎌倉時代以降、蘇芳と混同されたことがあった。≪真朱(まそお)とも≫
■WEBカラー:#D97365■RGB:R/217G/115B/101


mattyairo

まっちゃいろ(抹茶色)JIS

抹茶のようなやや茶みの黄緑色。やわらかい黄緑。現代。柔らかな色であり、ソフトなイメージが流行する時、この色がよく登場する。
■WEBカラー:#ACB767■RGB:R/172G/183B/103


matsubairo

まつばいろ(松葉色)JIS

松の葉のような色。くすんだ黄緑。平安時代。「松の深緑」という言葉があるように、松は深緑の代表として使われる。藍と仮安で染められるが、藍を濃くすると木賊色(とくさいろ)になる。≪松の葉色とも≫
■WEBカラー:#687E52■RGB:R/104G/126B/82


mikaniro

みかんいろ(蜜柑色)JIS

みかんの果皮のような色。あざやかな黄赤。現代。ミカンは、ミカン科の常緑小高木。橙色とかなり似てはいるが、蜜柑色の方がやや黄みが強い。
■WEBカラー:#EB8400■RGB:R/235G/132B/0


mizuasagi

みずあさぎ(水浅葱)JIS

水色よりやや濃く浅葱色より薄い色。江戸時代。水浅葱色は江戸時代には浅葱色ほど流行らなかったようだ。染色には臭木の実を使用していた。
■WEBカラー:#6D969C■RGB:R/109G/150B/156


mizuiro

みずいろ(水色)JIS かさね

水のように薄青く澄んだ色。うすい緑みの青。平安時代。平安文学にもよく登場し、或いは江戸文学にも見られる。水色は江戸時代を通じて、空色、浅葱色などと共に夏のきものの色として愛用された。
■WEBカラー:#9DCCE0■RGB:R/157G/204B/224


mizugaki

みずがき(水柿)

うすい灰みの紅赤色。明るい灰赤。江戸時代。この色名は、水色がかった柿色(柿渋色)という意味であるが、色の発想としては誠にユニークである。≪とき浅葱とも≫
■WEBカラー:#B8807D■RGB:R/184G/128B/125


midori

みどり(緑)≪現代≫JIS

青と黄との中間色。草木の葉のような色。現代。光の三原色の一。「緑」という字は緑青(ろくしょう)の意味をもつ。古代日本の緑と現代の緑とは随分と違っている。【みどり(緑)≪古代≫】
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みどり(緑)≪古代≫

草木の葉のような色。飛鳥時代。古代では青から緑にかけて「あお」と総称していたが、特に深い緑色のことを「そにどり(カワセミのこと)のあお」とよんでいた。「みどり」は「そにどり」の転じたもの。≪翠とも≫
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miruiro

みるいろ(海松色)JIS

海藻のミル(海松)のような色。暗い灰みの黄緑。平安時代。海松という名前は古くから使われ万葉集にも詠まれているが、色名として見掛けるようになるのは平安以降のこと。楊梅の鉄媒染で染めていた。
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