五十音順09

sikkoku

しっこく(漆黒)

黒漆を塗ったような色。黒。明治時代。純黒色。黒漆の真っ黒で艶のある色で、日本人の黒髪や黒い瞳の形容にも用いられることが多い。
■WEBカラー:#212121■RGB:R/33G/33B/33


sibugamiiro

しぶがみいろ(渋紙色)

渋紙のような色。暗い黄赤。江戸時代。渋紙は、和紙をはり合わせ柿渋を引いて乾かしたもので、型染用の型紙に使用する紙。新しいうちは黄茶味の色で、年数が経ると焦茶がかった色になっていく。
■WEBカラー:#7F553E■RGB:R/127G/85B/62


syakudouiro

しゃくどういろ(赤銅色)

赤銅のような色。暗い黄赤。明治時代。赤銅は、銅に3〜5パーセントの金を含む合金で、奈良時代より工芸品などに用いられた。色名としては近年になってから使われるようになった。
■WEBカラー:#703927■RGB:R/112G/57B/39


syuiro

しゅいろ(朱色)JIS

人工の硫化水銀である銀朱の色。あざやかな黄みの赤。明治時代。天然のものは朱砂または真朱という。日本画や紅型、印肉、朱墨などに利用する。顔料としては続日本紀にはすでに見られるが、染色名として見られるようになるのは明治以降。
■WEBカラー:#EF454A■RGB:R/239G/69B/74


syoujouhi

しょうじょうひ(猩々緋)

伝説上の動物「猩猩」の血の色で、最も赤いとされる。あざやかな黄みの赤。室町時代。中国では「猩血」の語があり甚だ赤い物のたとえに用いる。この色は本来は地中海沿岸のケルメスという動物性染料で染めたという。
■WEBカラー:#DD3935■RGB:R/221G/57B/53


syoubuiro

しょうぶいろ(菖蒲色)JIS

ハナショウブの花のような色。鮮やかな青みの紫。室町時代。単にショウブと言えばサトイモ科の多年草で香気があり端午の節句に風呂に入れるショウブだが、この色はアヤメ科のハナショウブの色のことである。
■WEBカラー:#744B98■RGB:R/116G/75B/152


shiratya

しらちゃ(白茶)

白みの薄茶色。明るい灰みの赤みを帯びた黄色。江戸時代。この色は元禄時代に、多くの小袖雛形本の地色に、白、鬱金の黄、玉子色などと共に大変流行し、文化・文政時代に再び流行した。
■WEBカラー:#C1A589■RGB:R/193G/165B/137


shiro

しろ(白)JIS かさね

純白の絹のような白。飛鳥時代。衣服令の服色の尊卑の序列で最上位に位置付けられた色で「しろき」と呼ばれ、神聖な色として重用された。古来「しろ」は「素(しろ)」で生地そのままの色のことである。
■WEBカラー:#F0F0F0■RGB:R/240G/240B/240


shinku

しんく(真紅)

紅の濃い色。濃い赤。江戸時代。茜や蘇芳の色ではなく「正真の紅の色」という意味である。韓紅色と違って真紅の方が黄みがやや強い。≪深紅とも≫
■WEBカラー:#A2143C■RGB:R/162G/20B/60


shinbashiiro

しんばしいろ(新橋色)JIS

東京の新橋で流行ったことから付いた名。明るい緑みの青。明治時代。明治末頃、当時の花柳界では新興であった東京・新橋の芸者の間でハイカラな色として好まれたという。《金春色とも》
■WEBカラー:#53A8B7■RGB:R/83G/168B/183


suou

すおう(蘇芳)JIS かさね

蘇芳とはインドなどに生育する荳科の木で、樹皮や心材を染料にする。紫みのくすんだ赤。奈良時代。蘇芳の灰汁媒染によるこの色は「衣服令」では紫に次いで高貴な色だった。《蘇枋、蘇方とも》
■WEBカラー:#94474B■RGB:R/148G/71B/75


susutakeiro

すすたけいろ(煤竹色)JIS

煤けて赤黒くなった竹のような色。暗い黄褐色。室町時代。この色は江戸初期から中期にかけて、銀すす竹、藤すす竹などたくさんの煤竹色が生まれ流行した。鼠色に染めた上から楊梅で染め重ねる。
■WEBカラー:#5D5245■RGB:R/93G/82B/69


sunairo

すないろ(砂色)JIS

砂のような色。明るい灰みの黄。現代。砂の色といっても地方によりさまざまであるが、一般的に大体このくらいの色になると思われる。
■WEBカラー:#C5B69E■RGB:R/197G/182B/158


sumi

すみ(墨)JIS

書画に使う墨の色。奈良時代。上質のすすをにかわで練って作る墨には「墨の五彩」といって濃い順に焦・濃・重・淡・清がある。また松を原料にすると青味、菜種油を原料にすると赤味になる。≪墨染とも≫
■WEBカラー:#343434■RGB:R/52G/52B/52


sumireiro

すみれいろ(菫色)JIS

スミレの花のようなあざやかな青紫。あざやかな青紫。明治時代。色名として見られるようになったのは最近だが、スミレそのものは古くから愛されていた花で、万葉集や枕草子などに登場する。また合色目にも菫はでてくる。
■WEBカラー:#714C99■RGB:R/113G/76B/153


seijiiro

せいじいろ(青磁色)JIS

磁器の青磁のような色。やわらかい灰みの青緑。明治時代。青磁は平安時代に中国から伝わった。古くは源氏物語の若菜下の「あをじ」にあたる。「青磁色」は比較的新しい名前。《青瓷色とも》
■WEBカラー:#6DA895■RGB:R/109G/168B/149


seiran

せいらん(青藍)

あざやかな藍色。濃い紫みの青。明治時代。藍染の中でも彩度が高く色である。インジゴ(合成藍)のことをいう場合もある。
■WEBカラー:#204973■RGB:R/32G/73B/115


sekichikuiro

せきちくいろ(石竹色)

セキチク(石竹)の花のような色。うすい赤紫。明治時代。セキチクはナデシコ科の多年草で、観賞用に栽培される。
■WEBカラー:#E7A4BE■RGB:R/231G/164B/190


sensaitya

せんさいちゃ(千歳茶)

千歳緑を茶みがからせた色。暗い緑褐色。江戸時代。この色は江戸時代中期以降、もとの千歳緑より愛好されることが多かったという。≪仙斎茶とも≫
■WEBカラー:#48493F■RGB:R/72G/73B/63


zougeiro

ぞうげいろ(象牙色)JIS

象牙のような色。黄みのうすい灰色。現代。象牙は古くから装飾品に利用され、日本にも七世紀に渡来した。象牙を焼いた粉は黒色の顔料になる。
■WEBカラー:#DED2BF■RGB:R/222G/210B/191



五十音順09