五十音順08

kodaimurasaki

こだいむらさき(古代紫)JIS

くすんで渋みのある紫。くすんだ紫。明治時代。近世以後の江戸紫や京紫に対してこれらよりくすんだ紫を称して言ったもの。紫とは言っても紫は使用せず、蘇芳かロッグウッドで染めたものである。
■WEBカラー:#765276■RGB:R/118G/82B/118


kohakuiro

こはくいろ(琥珀色)JIS

琥珀の石ような色。くすんだ赤みの黄。明治時代。琥珀は地質時代の植物の樹脂などが地中で化石化したもので、古代から日本でも貴重な石のひとつだった。仏教の七宝の一つ。染色の色名としてはまだ新しい。
■WEBカラー:#AA7A40■RGB:R/170G/122B/64


kobitya

こびちゃ(媚茶)

黒みの濃い茶色。暗い灰みの黄。江戸時代。この色はもとは「昆布茶」で、のちに転じて媚茶になった。海松色と同じ染法で染められる。またこの色は大変に愛用され、江戸時代を通じて主要な染色のひとつだった。
■WEBカラー:#78694F■RGB:R/120G/105B/79


gohuniro

ごふんいろ(胡粉色)JIS

胡粉とは牡蛎などの貝殻を焼いて作った白色顔料。黄みの白。奈良時代。日本では白色の絵の具の代表である。染料にはならないが、友禅染めなどの一部に使用している。
■WEBカラー:#EBE7E1■RGB:R/235G/231B/225


komugiiro

こむぎいろ(小麦色)JIS

小麦の種子の表面のような色。やわらかい赤みの黄色。現代。大昔から日本でも食されている小麦だが、染色名としては使われなかったようだ。日焼けした健康な肌も小麦色。
■WEBカラー:#D4A168■RGB:R/212G/161B/104


konai

こんあい(紺藍)JIS

紺色がかった濃い藍色の意。濃い青紫。明治時代。藍染で何度も染め重ねると紫金色のいわゆる藍の花が表面に現われる。藍で染めた最も濃い色。ここまで濃いと紫色に近くなる。
■WEBカラー:#353573■RGB:R/53G/53B/115


koniro

こんいろ(紺色)JIS

藍で染めた濃い色。暗い紫みの青。飛鳥時代。藍染は濃く染めるほど紫みになる、これは天然の藍の中には赤みの染料も含まれているため。染物屋のことを紺屋というくらい染め色の代表格である。
■WEBカラー:#343D55■RGB:R/52G/61B/85


konjou

こんじょう(紺青)JIS かさね

顔料の紺青のような色。暗い紫みの色。飛鳥時代。紺青はアズライト(藍銅鉱)という鉱物から作られる顔料である。色名としては古くは続日本紀や竹取物語にもみられる。染色は藍を染め重ねる。
■WEBカラー:#3A4861■RGB:R/58G/72B/97


sakurairo

さくらいろ(桜色)JIS

桜の花に似た色。わずかに紫みのごく薄い紅色。江戸時代。紅染の最も薄い色にあたる。平安装束に「桜」がでてくるが、重ねの色であり単一の染色ではない。お酒を飲んでほんのり桜色なんていう使い方も。
■WEBカラー:#FBDADE■RGB:R/251G/218B/222


sakuranezumi

さくらねずみ(桜鼠)

桜色の鼠がかった色。薄い赤みの鼠色。江戸時代。「何々鼠」という色名は江戸時代になって現われてくるが、桜鼠は少し遅く、江戸時代後期になってから現われたようである。
■WEBカラー:#B09697■RGB:R/176G/150B/151


sabiasagi

さびあさぎ(錆浅葱)JIS

錆色がかった、くすんだ渋味のある浅葱色。灰みの緑青色。江戸時代。基調である浅葱色が江戸中期に流行ったころ、同じようにこの色も流行ったと思われる。
■WEBカラー:#608A8E■RGB:R/96G/138B/142


sabiiro

さびいろ(錆色)JIS

鉄錆のような暗い赤茶色。暗い灰みの黄赤。江戸時代。錆何々と言う色は江戸時代、錆浅葱、錆朱、錆納戸などいくつも生まれた。≪鉄錆色とも≫
■WEBカラー:#624035■RGB:R/98G/64B/53


sabionanndo

さびおなんど(錆御納戸)

灰みの納戸色。緑みの鈍い青。江戸時代。渋い納戸色をさらに渋くした色であり、一見地味な色だが、「粋」を好む江戸人にたいへん好まれ、ポピュラーな色であった。江戸時代には「錆」の付く色名がいくつも生まれた。
■WEBカラー:#4E6F7B■RGB:R/78G/111B/123


sabinezu

さびねず(錆鼠)

茶みを帯びた藍鼠色。青みの暗い灰色。江戸時代。江戸時代後期、さまざまにあらわれた鼠系の色に、さらに色を上掛けしてより深い鼠色があらわれた。
■WEBカラー:#455659■RGB:R/69G/86B/89


sangoiro

さんごいろ(珊瑚色)JIS

赤珊瑚のなかの中間的な色。明るくはなやかな赤橙。明治時代。珊瑚には白、桃色、赤とある。赤珊瑚は古くから装飾品などに加工したり、顔料としても使った。また珊瑚は仏教の七宝の一つでもある。染色名としてはあらわれるのは明治以降。
■WEBカラー:#FF7F8F■RGB:R/255G/127B/143


siou

しおう(雌黄)

黄色顔料の雌黄の色。明るい黄。平安時代。顔料の雌黄は、ビルマやタイなどのオトギリソウ科の木から採れる、ゴム状の黄色樹脂から作る。≪藤黄(とうおう)とも≫
■WEBカラー:#F6BE3D■RGB:R/246G/190B/61


shioniro

しおんいろ(紫苑色)

シオン(紫苑)の花のような色。くすんだ青紫。平安時代。紫苑はキク科の多年草。秋、淡紫の小さな花を沢山つける。源氏物語にも「紫苑の織物」とでてくるように、平安の時代から好まれた。
■WEBカラー:#6A658A■RGB:R/106G/101B/138


shikantya

しかんちゃ(芝翫茶)

三世中村歌右衛門(俳名:芝翫)(1778〜1838)が好んで用いた茶色。やわらかい赤みの黄。江戸時代。大坂の役者であった中村芝翫は芸の幅が広く達者であったため東西で人気があり、この色は女性に広く流行した。
■WEBカラー:#BA9673■RGB:R/186G/150B/115


sikokusyoku

しこくしょく(紫黒色)

紫がかった黒色。紫みの黒。現代。似た色名に紫草で染め重ねた濃い紫である「黒紫」があるが、紫黒色は紫がかった「黒」として見た時に、このふたつの色の違いがわかるような気がする。
■WEBカラー:#2D292E■RGB:R/45G/41B/46


sikon

しこん(紫紺)JIS

濃い紺色がかった紫色。暗い紫。明治時代。似た色に茄子紺があるが、紫紺の方がやや赤みである。この色はその荘厳さ故に優勝旗の色としてよく使用されている。
■WEBカラー:#422C41■RGB:R/66G/44B/65



五十音順08